プロジェクトを進めていくのに、ものづくりのプロであるイナテックの社員と、プロジェクトマネージャー型のデザイナーがチームに伴走します。
社会から、デザイナーにもゼネラリスト的側面が求められる中、プロジェクトを運営しながら、学びを得られる貴重な機会となります。
社会背景としても、近年、さまざまな専門家を統括して進められる事業が増えていく中で、事業がプロジェクト化していく傾向があります。この手法は、プロジェクトベースドラーニングといって、(Project Based Learning / PBL)は、日本語では「問題解決型学習」「課題解決型学習」などと訳される勉強法です。 アメリカ教育界の第一人者ジョン・デューイ(1859-1952)が、探究のプロセスについて研究したのが起源だとされています。
マイノリティとは、「とりわけ社会的に少数派と位置付けられる人々」のことで、「日常生活を送る上での不平等などが生じやすい」とされています。(実用日本語表現辞典より引用)
今回のテーマはそんな「マイノリティ」な問題をどう解決するか、です。現在、問題が見えていながら中々解決に至っていないもの(例えば点字ブロック上の駐輪など)は山のようにあります。このような日常生活に溢れる、通常の企業活動の中では解決しにくい問題。これらをこの機会を通じてものづくりの力で解決できないか、と考えています。
今回の企画では、学生、デザイナー、イナテック社員の3つのカテゴリの人々が集まります。柔軟な発想力を持つ学生、プロジェクトマネージャーとしてのデザイナー、ものづくりのプロであるイナテック社員、それぞれの力を合わせて新しい価値を創造していきたいと思っています。
企画の中で、学生は企業の力を使った様々なことにチャレンジできる、またイナテック社員は今までにない新しい学びに触れることができる貴重な機会になるのではないかと思っています。今年を初回とし、毎年開催をしていく予定です。