ISDP第1回レポート:イナテックソーシャルデザインプロジェクト/テーマ設定 マイノリティをどう捉えるか。
ISDP第2回が開催されました。
本日の流れは以下です。
19:00 グループでの整理
19:15 課題設定の報告
19:30 テーマレクチャー
19:40 テーマディスカッション1
20:00 中間発表
20:15 テーマディスカッション2
20:30 中間発表2
20:40 今日の感想・次回への宿題
各グループで課題を進めるの中で、参加者全員が、各グループの動向を知り、
そこからフィードバックを得られるように、全体を共有しながら進めます。
グループワークの特長は、複数人の思考が同時進行することです。
その情報を共有できれば、通常は1人の思考でしかないところを×人数分の経験値が短時間で手に入ります。
そんな効果も目指しつつ、途中2回の発表を挟みます。
前回にひきつづき、今回の課題は「テーマ設定」です。
「ワクワクマイノリティ」という問いに対して、このテーマ設定はもっとも難しいフェーズかもしれません。
前回もお伝えしたように、通常であれば市場規模がある種の価値基準になりやすいところですが、
そもそもどれも市場規模が小さいからこそマイノリティになっている。
そのなかで、何を拠り所にしてテーマを決めるか。決め所がとても難しいと感じました。
参加者に伝えたのは、「社会性」が一つの拠り所になるのではないでしょうか、という問い。
市場規模よりも、いま、この社会においては、どんなテーマを投げ込むことが“正しさ”をもつのか。
マイノリティに対する社会の眼差しが、まだまだ厳しい中で、
どんなマイノリティ設定をするのか、とても楽しみです。
ワークの一部を掲載します。
・母系家族
・戦争賛成派
・アナログにこだわる
・アルコールアレルギー
・マスクをつけられない人
・男性メイク
などなど。
一般的なマイノリティというと、性的マイノリティや、障害者のようなものが思い浮かびますが、
ここでは、ありとあらゆるマイノリティが語り、議論されていました。
マイノリティを、趣味嗜好まで広げてしまうと、どこまでも際限なく広がっていきます。
最初は発散して然るべきですが、最後収束させていくとき、広がりすぎたものは、何か手がかりがないと畳めません。
どこもその境界を見極めるのにとても四苦八苦していました。
ただ、今を生きる若者ならではの視点で、社会を切り取っていたことが、とても興味深く。
その想いを、次回コンセプトにつなげます。